若者の死亡原因1位が、なんと自殺!

2005年09月16日

自殺以前から、若者は大人たちに理不尽な扱いを受けている、というような内容を書き続けている兄やんですが、それが証明されるような記事を発見しました。

20代・30代の死亡原因、第1位は自殺

これは、フリーターやニート、年金問題にも関わってくる問題で、国を挙げて、そして国民一人一人が、解決するために取り組まなくてはいけない問題である、と思います。

■参考記事■
自殺者数3万人超の現状(経済的影響からの視点)

自殺者数3万人超の現状(『こころ』の視点からその1)

自殺者数3万人超の現状(『こころ』の視点からその2)


少子化のため、若い人間の自殺者数は少ないということで、団塊付近の自殺者のことばかり話題に上がっていたが、兄やんが叫び続けている、若者の方が窮地に立たされている、ということがこれで分かっただろう。

原因についてはひとつではなく、複数の原因からこういった悲惨な現状を浮き彫りにし始めている。

こういう現実を見たとしても、「今の若い者は軟弱だ!」などと根性論で一蹴する人間は必ずいる。

兄やんから言わせれば、そういう考えの人間のせいで、こういった現状がどんどん拡大し、一向に改善の方向には向かわないのである。

極論を言えば、そういう人たちが間接的に自殺へと追い込んでいる、と言っても過言ではない。

昔よりもストレスの多い、いろいろと考え、不安を覚えることの多い世の中を生きている若者たちに対して、偉そうに言う神経が兄やんには理解できない。

そもそも、そういうことを言う大人たちがストレスの多い、いろいろと考え、不安を覚えることの多い世の中を作り出し、また放ったらかしにしているのが原因ではないか!

 

ニート・フリーター・年金問題にしても、若者の雇用条件がひどく悪いために、年金にしても払えなかったり、正社員で働く意欲を失わせたり、あげく働くことに意味を感じなくなるのである。

「私の若い頃は」という大人たちよ、その当時と今とでは人間の数も今の方が少なく、その割りに仕事の密度が濃く、昔よりも残業なども多いのではないか?

「今の若いもんは言葉遣いがなっていない」という大人たちよ、昔はそんなことに時間をかけてられるほどヒマだったかもしれないが、それができないのは、大人達の教育が問題であるし、そういった教育ができないほど、忙しく、時間がない、というのが現状ではないのか?

そして、こういう大人たちは、非現実的な、価値のないプライドや、奇麗事を押し付け、自分の今までやってきたことを正当化しようとしている。

そんな下らないことのために、若者に理不尽な扱いをするべきではない。

大人たちがするべきことは、そんなものを大事にするのではなく、現実をしっかり見つめ、今までの過去を清算し、これからのために何をすればいいか、自分の頭で考えることである。

自分で考えずに、テキトーに生きてきた大人たちに、若者達の可能性を潰す権利などない。

若者の離職率、年金未加入者数、結婚しない人、子供のいない家庭、フリーター、ニートの数、若年層の凶悪犯罪、そして自殺者数が多いのは、若者達が悲鳴を上げているのと同じことである。

これを表面的なことしか見ずに悪く言い、無理やり押さえつけていたのでは、何の解決にもならないどころか、事態はさらに悪化してくるだろう。

いろんなことが起こっているということは、事態はもっと深刻な状況に陥っている、ということを認識しなくてはいけないだろう。

このことをさらに軽視し続けた場合、兄やんにも想像できない、悲惨な事件や現象が起こるような気がしてならない。

もう爆発寸前の若者の鬱憤を、これ以上蓄積させないためにも、いい加減大人たちには目を覚まして欲しい。

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